第十五號

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今日(きょう)迄(まで)は何(なに)の事(こと)でもじっくりと 言(ゆ)わずにいたる事(こと)であれども  1

もう今日(きょう)は何(なん)でも彼(か)でも言(ゆ)う程(ほど)に 親(おや)の残念(ざんねん)此(これ)思(おも)てくれ        2

今日(きょう)迄(まで)は何(なに)を言(ゆ)うても人間(にんげん)の 心(こころ)のように思(おも)ていたれど        3

さあ今(いま)は何(なに)を言(ゆ)うても人間(にんげん)の 心(こころ)有(あ)るとは更(さら)に思(おも)うな          4

何(ど)のような事(こと)を言(ゆ)うやら知(し)れんでな 何(なに)を言(ゆ)うても承知(しょうち)してくれ 5

此(この)度(たび)はどんな試(ため)しをするやらな 此(これ)で確(しっか)り心(こころ)定(さだ)めよ           6

此(この)話(はなし)誰(だれ)が事(こと)とも言(ゆ)わんでな 皆(みな)銘々(めえめえ)の心(こころ)定(さだ)め哉(や)               7

如何(いか)程(ほど)に切(せつ)ない事(こと)が有(あ)りてもな 親(おや)が踏(ふ)ん張(ば)る承知(しょうち)して居(い)よ    8

此(これ)からは親(おや)の言(ゆ)う事(こと)確(しっか)りと 承知(しょうち)してくれ案(あん)じ無(な)いぞ哉(や)        9

明日(あす)からは親(おや)が働(はたら)きする程(ほど)に どんな者(もの)でも背(そむ)き出来(でけ)まい     10

今迄(いままで)も四十三(よんじゅうさん)年(ねん)以前(いぜん)から 親(おや)が現(あらわ)れ初(はじ)め掛(か)けたで            11

今日(きょう)迄(まで)は大抵(たいてい)残念(ざねん)も幾(いく)度(たび)も じっとしていた事(こと)であれども     12

さあ今日(きょう)は月日(つきひ)の腹(はら)が弾(はじ)けたで 控(しか)えていたる事(こと)で有(あ)れども   13

今迄(いままで)は村(むら)やと思(おも)てじっくりと 未(ま)だ治(おさ)まりていたるなれども   14

此(この)度(たび)は何(ど)のような心(こころ)いる者(もの)も 見(み)定(さだ)め付(つ)けて直(すぐ)に働(はたら)く         15

此(こら)程(ほど)に残念(ざねん)積(つ)もりて有(あ)るけれど 心(こころ)次第(しだい)に皆(みな)救(たす)けるで         16

如何(いか)程(ほど)に残念(ざねん)積(つ)もりて有(あ)るとても 踏(ふ)ん張(ば)り切(き)りて働(はたら)きをする 17

今日(きょう)の日(ひ)は何(なに)を言(ゆ)うやら知(し)れんでな 親(おや)の残念(ざんねん)皆(みな)現(あらわ)すで       18

今迄(いままで)は人(ひと)の心(こころ)の真実(しんじつ)を 知(し)りたる者(もの)は更(さら)に無(な)けれど           19

さあ今日(きょう)はどんな者(もの)でも真実(しんじつ)の 胸(むね)の内(うち)をば確(たし)か現(あらわ)す         20

此(これ)さいか皆(みな)現(あらわ)した事(こと)ならば 胸(むね)の掃除(そうじ)がひとり出来(でけ)るで       21

今日(きょう)からはどんな話(はなし)を仕(し)掛(か)けても 何(なに)を言(ゆ)うても承知(しょうち)してくれ 22

段々(だんだん)と何(なに)を言(ゆ)うやら此(これ)知(し)れん どんな事(こと)でも思(おも)惑(わく)をする       23

今迄(いままで)は四十三(よんじゅうさん)年(ねん)以前(いぜん)から 足(あし)を悩(なや)めた此(これ)が心配(しんぱい)               24

此(この)度(たび)は何(なん)でも彼(か)でも此(これ)をばな 元(もと)の通(とお)りにして返(かや)すでな       25

此(この)話(はなし)何(なに)を月日(つきひ)が言(ゆ)うたとて どんな事(こと)でも背(そむ)き無(な)きよう       26

此(これ)からの親(おや)の頼(たの)みは此(これ)ばかり 他(ほか)なる事(こと)は何(なに)も言(ゆ)わんで       27

此(この)事(こと)を何(なに)を頼(たの)むと思(おも)うかな 勤(つと)め一条(いちじょ)の事(こと)ばかりやで         28

此(この)勤(つと)め此(これ)が此(この)世(よ)の始(はじ)まりや 此(これ)さい叶(かの)た事(こと)であるなら         29

さあ今日(きょう)は親(おや)の言(ゆ)う事(こと)何(なに)事(ごと)も 側(そば)の心(こころ)に背(そむ)き無(な)きよう         30

側(そば)なるの心(こころ)違(ちが)えば是非(ぜひ)が無(な)い 其処(そこ)でくどくど言(ゆ)うて置(お)くぞ哉(や) 31

今日(きょう)の日(ひ)は何(なに)ようの事(こと)も世界(せかい)には 知(し)りたる人(ひと)は更(さら)に無(な)けれど  32

親(おや)の目(め)に確(しっか)り見(み)えてある程(ほど)に どんな事(こと)やら誰(だれ)も知(し)ろまい     33

此(この)世(よう)を始(はじ)めてからに今迄(いままで)は 誰(だれ)でも知(し)らぬ事(こと)ばかりやで       34

其(その)事(こと)を教(おし)えたいから段々(だんだん)と 其処(そこ)で何(ど)のような事(こと)もするの哉(や)    35

何(なに)も彼(か)も何(ど)のような事(こと)も言(ゆ)て置(お)いて 其(それ)から親(おや)が働(はたら)きをする   36

働(はたら)きもどんな事(こと)やら知(し)ろまいな 世界中(せかいじゅう)は親(おや)の身体(からだ)哉(や)         37

今迄(いままで)の親(おや)の残念(ざんねん)知(し)らしたさ 其処(そこ)で此(この)度(たび)皆(みな)して見(み)せる         38

何(ど)のような事(こと)をするやら知(し)れんでな 皆(みな)一列(いちれつ)は承知(しょうち)して居(い)よ   39

此(この)度(たび)の残念(ざねん)口説(くど)きの此(この)話(はなし) 皆(みな)一列(いちれつ)は何(なん)と思(おも)てる               40

此(この)元(もと)は四十三(よんじゅうさん)年(ねん)以前(いぜん)から 偉(えら)い試(ため)しが掛(か)けてあるぞ哉(や)         41

此(これ)さいか確(しっか)り承知(しょうち)したならば どんな事(こと)をが叶(かな)わんで無(な)し     42

世界中(せかいじゅう)を皆(みな)一列(いちれつ)を救(たす)けたさ 其処(そこ)で試(ため)しが偉(えら)い事(こと)やで         43

今日(きょう)迄(まで)は何(ど)のような道(みち)も通(とお)り抜(ぬ)け じっとしていた事(こと)であれども 44

もう今日(きょう)は何(なん)でも彼(か)でも真実(しんじつ)を して掛(か)かるでな承知(しょうち)して居(い)よ 45

今迄(いままで)と道(みち)がころりと変(か)わるでな 皆(みな)一列(いちれつ)は心(こころ)定(さだ)めよ           46

此(この)道(みち)は内(うち)も世界(せかい)も隔(へだ)て無(な)い 世界中(せかいじゅう)の胸(むね)の掃除(そうじ)哉(や)             47

此(この)世(よう)を始(はじ)めてからに今日(きょう)迄(まで)は 本(ほん)真実(しんじつ)を言(ゆ)うた事(こと)無(な)し         48

今日(きょう)の日(ひ)は本(ほん)真実(しんじつ)を言(ゆ)い掛(か)ける どうぞ確(しっか)り承知(しょうち)してくれ     49

此(この)話(はなし)四十三(よんじゅうさん)年(ねん)以前(いぜん)から 偉(えら)い試(ため)しが此(これ)が一条(いちじょう)                50

此(この)試(ため)し何(なに)の事(こと)やと思(おも)うかな 勤(つと)め一条(いちじょう)急(せ)く模様(もよう)やで           51

此(この)勤(つと)め如何(どう)言(ゆ)う事(こと)に思(おも)うかな 鳴(なり)物(もの)入(い)れて人衆(にんじゅう)の模様(もよう)         52

此(この)勤(つと)めどんな者(もの)でも思案(しあん)せよ 此(これ)止(と)めたなら我身(わがみ)止(と)まるで     53

此(この)世(よう)を初(はじ)め掛(か)けたも同(おな)じ事(こと) 無(な)い人間(にんげん)を初(はじ)め掛(か)けたで         54

此(これ)さいか始(はじ)め掛(か)けたる事(こと)ならば どんな救(たす)けも皆(みな)請(う)け合(や)うで   55

此(この)事(こと)は確(しっか)り承知(しょうち)せんならん 此(これ)止(と)めたなら直(すぐ)に退(しりぞ)く          56

今迄(いままで)は高山(たかやま)やとて喧々(けんけん)と 儘(まま)にしていた事(こと)であれども         57

此(これ)からは如何(いか)程(ほど)高(たか)い山(やま)でもな 谷底(たにそこ)儘(まま)に更(さら)に出(で)来(け)まい         58

此(この)先(さき)は谷底(たにそこ)にては段々(だんだん)と 多(おお)く用木(ようき)が見(み)えてあるぞ哉(や)         59

段々(だんだん)と用木(ようぼく)にては此(この)世(よう)を 始(はじ)めた親(おや)が皆(みな)入(い)り込(こ)むで           60

此(この)世(よう)を始(はじ)めた親(おや)が入(い)り込(こ)めば どんな事(こと)をばするや知(し)れんで   61

何(ど)のような事(こと)をしたとて案(あん)じなよ 何(なに)か万(よろず)は親(おや)の請(う)け合(や)い     62

此(この)事(こと)を早(はや)く心(こころ)を確(しっか)りと 定(さだ)めを付(つ)けて早(はや)く掛(か)かれよ          63

今日(きょう)迄(まで)はどんな道(みち)やら誰(だれ)にても 知(し)りたる者(もの)は更(さら)に無(な)けれど   64

もう今日(きょう)は芯(しん)の心(こころ)を段々(だんだん)と 皆(みな)現(あらわ)すで承知(しょうち)して居(い)よ          65

親(おや)の目(め)に適(かの)うた者(もの)は日々(にちにち)に 段々(だんだん)心(こころ)勇(いさ)むばかり哉(や)             66

親(おや)の目(め)に残念(ざねん)の者(もの)は何時(なんどき)に 夢(ゆめ)見(み)たように散(ち)るや知(し)れんで     67

此(この)話(はなし)何処(どこ)の事(こと)とも言(ゆ)わんでな 世界中(せかいじゅう)は皆(みな)我(わ)が子(こ)やで         68

一列(いちれつ)の子供(こども)は可愛(かわい)ばかり也(なり) 何処(どこ)に隔(へだ)ては更(さら)に無(な)けれど       69

確(しか)と聞(き)け心(こころ)違(ちが)えば是非(ぜひ)が無(な)い 其処(そこ)で段々(だんだん)手入(てい)りするの哉(や)     70

此(この)事(こと)は高山(たかやま)にても谷底(たにそこ)も 油断(ゆだん)無(な)きように心(こころ)定(さだ)めよ           71

さあ頼(たの)む何(なに)を頼(たの)むと思(おも)うかな 早(はや)く鳴(なり)物(もの)寄(よ)せて稽古(けいこう)           72

此(これ)迄(まで)はどんな事(こと)でもじっくりと 未(ま)だ治(おさ)まりていたるなれども 73

もう今日(きょう)は何(なん)でも彼(か)でも早々(はやばや)と 勤(つと)めせえねばならん事(こと)やで   74

今迄(いままで)はどんな事(こと)でも段々(だんだん)と 色々(いろいろ)頼(たの)み掛(か)けてあれども         75

何事(なにごと)を頼(たの)んだとても誰(だれ)にても 聞(き)き分(わ)けが無(な)い親(おや)の残念(ざんねん)       76

此(この)度(たび)の残念(ざねん)口説(くど)きの此(この)話(はなし) どうぞ確(しっか)り聞(き)き分(わ)けてくれ        77

今日(きょう)の日(ひ)は親(おや)が何事(なにごと)言(ゆ)うたとて どんな事(こと)でも背(そむ)き無(な)きよう   78

今迄(いままで)はどんな話(はなし)をしたとても 何(なに)を言(ゆ)うても匂(にお)いばかり哉(や)     79

今日(きょう)の日(ひ)の話(はなし)と言(ゆ)うは節(せえつう)や もう其(その)儘(まま)に直(すぐ)に見(み)えるで       80

此(この)話(はなし)四十三(よんじゅうさん)年(ねん)以前(いぜん)から 胸(むね)の残念(ざんねん)今(いま)晴(は)らすでな              81

其(それ)知(し)らず内(うち)なる者(もの)は何(なに)も彼(か)も 世界(せかい)並(なみ)なるように思(おも)うて       82

此(この)道(みち)は四十三(よんじゅうさん)年(ねん)以前(いぜん)から 真(まこと)難渋(なんじゅう)な道(みち)を通(とお)りた              83

其(その)事(こと)を今迄(いままで)誰(だれ)も知(し)らいでも 此(この)度(たび)此(これ)を皆(みな)晴(は)らすでな           84

此(この)晴(は)らし如何(どう)して晴(は)らす事(こと)ならば 勤(つと)め一条(いちじょ)で皆(みな)現(あらわ)すで       85

此(この)勤(つと)め親(おや)が何(なに)事(ごと)言(ゆ)うたとて どんな事(こと)でも背(そむ)き無(な)きよう       86

此(これ)ばかりくれぐれ頼(たの)み置(お)く程(ほど)に 後(あと)で後悔(こうかい)無(な)きようにやで     87

此(この)度(たび)の勤(つと)め一条(いちじょ)止(と)めるなら 名代(みょうだい)なりと直(すぐ)に退(しりぞ)く            88

此(この)話(はなし)何(なん)と思(おも)うて側(そば)な者(もの) もう一(ひと)息(いき)も待(ま)ちていられん           89

早々(はやばや)と鳴(なり)物(もの)也(なり)と出(だ)し掛(か)けよ 勤(つと)めばかりを急(せ)えているから     90