今迄は牛馬と言うは間々あれど 後先知れた事は有るまい 1
此度は先なる事を此世から 知らして置くで身に障り見よ 2
此世は如何程我身思うても 神の立腹此は適わん 3
銘々に我身思案は要らんもの 神が其其見分けするぞ哉 4
一屋敷同じ暮らしている内に 神も仏も有ると思えよ 5
此を見て如何な者でも得心せ 善と悪とを分けて見せるで 6
此話皆一列は思案せよ 同じ心は更に有るまい 7
親子でも夫婦の仲も兄弟も 皆銘々に心違うで 8
世界中何処の者とは言わんでな 心の埃身に障り付く 9
身の内の悩む事をば思案して 神に凭れる心思案せ 10
何のような難しい事と言うたとて 神の自由早く見せたい 11
今迄は神の自由真実を 知りたる者は更に無いので 12
此からは如何な難しい病でも 心次第に治らんで無し 13
真実の心を神が受け取れば 如何な自由して見せるでな 14
此程の神の真実此話 側なる者は早く悟れよ 15
此さいか早く悟りが付いたなら 何に就いても皆此道理 16
今日迄は何ようの事も急かねども もう急き込むで往還の道 17
此道は世界並とは思うなよ 此末代の口記初まり 18
此人衆何処に有るとは言わんでな 身の内障り皆来るであろ 19
此障り手引き意見も立腹も 皆銘々に思案してみよ 20
此話何と思うて聞いている 可愛余りて口説く事也 21
何のように意見立腹言うたとて 此救けんと更に言わんで 22
人間の我が子の意見思てみよ 腹の立つのも可愛故から 23
思案して心定めて随いて来い 末は頼もしい道が有るぞ哉 24
今迄は心違いは有りたとて 日が来たらんで見許していた 25
此度は何でも彼でも胸の内 掃除をするで皆承知せよ 26
胸の内掃除をすると言うのもな 神の思惑深く有るから 27
此掃除すきやか仕立てせん事に 胸の真実分かり無いから 28
此心真から分かり付いたなら 此世初まり手を付ける也 29
近道も欲も高慢無いように 只一筋の本道に出よ 30
此道に付いたるならば何時迄も 此日本の口記なるの哉 31
日本にも口記が出来た事ならば 何でも唐を儘にする也 32
此世を初めてからの真実を 未だ今迄は言うた事無し 33
此話難しい事であるけれど 言わずに居れば誰も知らんで 34
段々と何のような事も言て聞かす 心静めて確と聞く也 35
今迄は如何なる法と言うたとて もう此からは法は効かんで 36
此迄は枝先にては法等と 教えて有れど先を見て居よ 37
日本には今迄何も知らいでも 此から先の道を楽しゅめ 38
法やとて誰がするとは思うなよ 此世始めた神の為す事 39
何のような難しい事と言うたとて 神が真実受け取りたなら 40
今迄は唐や日本と言うたれど 此から先は日本ばかり哉 41
枝先は大きに見えてあかんもの 構えば折れる先を見て居よ 42
元なるは小さいようで根が偉い 何のような事も元を知る也 43
術やとて法が偉いと思うなよ 心の誠此が真実 44
人間は浅ないものであるからに 珍し事を法等と言う 45
今迄は神が現れ出たるとて 未だ真実を知りた者無し 46
此先は何のような事も真実を 教えて置いた事であるなら 47
其からは神の働き何も彼も 自由自在をして見せるでな 48
真実の神の働き仕掛けたら 世界一列心澄み切る 49
働きも如何なる事と思うかな 心受け取り次第返しを 50
此返し何の事やと思うかな 道程千里隔て有りても 51
此事は何を言うても思うても 受け取り次第直に返しを 52
此返し何の事やと思うなよ 善悪共に皆返すでな 53
善き事を言うても悪しき思うても 其の儘直に返す事也 54
此事を見え来たならば一列は どんな者でも皆澄み渡る 55
今日の日は何が見えるや無いけれど 八月をみよ皆見えるでな 56
見えるのも何の事やら知れまいな 高い山から往還の道 57
此道を付けようとてに仕拵え 側なる者は何も知らずに 58
此処へ呼びに来るのも出て来るも 神の思惑有るからの事 59
其事を何も知らずに側なるは 世界並なる事を思うて 60
何にても世界並とは思うなよ 何か珍し道が有るぞ哉 61
段々と此世始めて日は経てど 誰か真実知りた者無し 62
如何程に神の心は急えたとて 皆の心は未だうっかりと 63
早々と思案してみて急き込めよ 根掘る模様何でして出ん 64
此世の真実根の掘り方を 知りたる者は更に無いので 65
此根を真実掘りた事ならば 誠頼もしい道になるのに 66
此道を掘り切り通り抜けたなら 上下共に心勇むに 67
此からは何でも世界一列を 勇める模様ばかりするぞ哉 68
段々と何事にても日本には 知らん事をは無いと言うように 69
何も彼も世界中へ教えたい 神の思惑深く有るのに 70
其知らず世界中は一列に 何と危なきように思うて 71
何のような事でも神の言う事哉 何の危なき事が有るぞ哉 72
何も彼も万の事を段々と 言うていながら分かりたる無し 73
此からはどうぞ真実胸の内 早く澄まする模様してくれ 74
世界中多くの人であるからに 此澄まするが難しい事 75
如何程に難しい事と言うたとて 我が心より真実を見よ 76
此心澄むし分かりた事ならば 其の儘見える事である也 77
日々に神の真実働きを 知りたる者は更に有るまい 78
何にても神の自由と言うものは 珍し事をして見せるでな 79
何のような珍し事と言うたとて 神のする事為す事ばかり 80
今迄は何ようの事も知れなんだ 一寸見え掛けた細い道筋 81
此道を段々慕い行くならば 何でも向こ(う)に見える本道 82
此迄に通りて来たる道筋は 唐も日本も分かり無いので 83
此先は何ぼ唐やと言うたとて 日本が負ける例し無いぞ哉 84
此世の元初まりの根を掘らそ(う) 力有るなら掘り切りてみよ 85
此根を掘り切りさいかしたるなら 何のような者も敵う者無し 86
確と聞け口で言うても思うても 何処で言うても思うたるとて 87
其儘に返しと言うは此事や 神が退く皆承知せよ 88